How to make: case1

2006 Autumn at Aoyama

「CANDLE NIGHT」

青山のバーでのウェディングパーティ。
大人っぽく、スタイリッシュに。


新婦さんに最初にお問い合わせのメールを頂いたのはパーティの4ケ月程前の初夏でした。

バーラウンジにテーブルを持ち込み、披露宴会場になさるとのこと。
シックで赤を基調とした大人っぽい雰囲気がご希望でした。
会場は本格的なバー。この雰囲気に惹かれたおふたりが即決して決められた会場です。

メールでのやりとりは数十通を超えました。
その丁寧な文面、知性に新婦さんの素敵な一面を知ることができました。

おふたりの中のイメージをくみとって、お花を使って形にしていくのが私の仕事です。
ご希望はもちろん、私の受けた印象もプラスして作りあげていきます。
おふたりのことを知るために、お花のことはもちろん、それ以外のお話しもたくさんさせて頂きます。
私なりにおふたりのキャラクターを理解したいのです。


青山でのパーティの前に神戸での披露宴も控えてらしたおふたり。
そちらの会場のお花についてもご相談に乗らせていただきました。
神戸の方は昼間の部。白グリーン系の爽やかな感じの装花。
青山の方はうってかわっておとなっぽいシックな感じにすることに決定。


「最初のブーケは白のカラーを使ってスタイリッシュに」
「ゴージャスというよりシックに」
「ドレスは変えずにお花でイメージチェンジしたい」

「HPでみたんですが、マシュマロも入れたい」

新婦さんの好みははっきりしていて、とても分かりやすい。
最初はイメージを伝えて頂き、いくつかご提案。そしてお目にかかってから具体的に詳細を決めていきました。
嬉しかったのはその準備過程もとても新婦さんが楽しんでくださっていたこと。


ドレスはオーダーされました。逐一画像添付いただきましたので、ずうずうしくも色々意見を言わせていただきました。
約2ケ月ぐらい前からブーケなど身に着けるお花の詰めに入りました。
試行錯誤を繰り返し、演出なども考えて決めていきます。



お花以外にもいろんなお話しをしました。

夜の部のパーティ。キャンドルの演出をお勧めしました。

キャンドルリレーの演出をなさることに。新婦さんはIKEAでかわいいりんごのキャンドルをたくさん調達。


おふたりの出会われたきっかけは野球。
会場内にさりげなく、野球を思わせるものを置かれることをご提案。

「ボールかな?何にしようかなー?」とおっしゃってたおふたりが当日ご準備されたのは、こんなバット。

上にちょこんとりんごを飾りました。挙式のお写真などを置かれた写真コーナーに。



りんご、松かさ、実物。お花以外にもたくさんのYs Floral Deco テイストのものを盛り込みます。

作成中・・・



コンテナにアレンジをがっちり固定して、ゆっくり安全運転で会場に向かいます。




会場到着。まずはブーケをサロンにお持ちします。新婦さんの喜ぶ笑顔を見れてほっ。



司会者さんの提案で、ブーケ・ブートニアの儀式をすることになったので、新郎さんにどうやってばらばらのカラーを
リボンで束ねるか注意点などをお伝えしました。

アレンジをどんどん搬入していきます。
私以外にも、カメラさん、レストランスタッフ、みなさん慌しく動いています。
邪魔にならないようにすばやく配置していきます。

時間ぎりぎりまで、ベストな状態になるよう尽力します。


レストランの方が、花の設置の終わった様子をご覧になって、「わぁすごい綺麗!、花でこんなにも変わるんだねー」
「やった」と小さくガッツポーズ(笑)。



そしてパーティのスタート。。。。





ブーケは2種類。最初がカラーのアームブーケで、お色直しが赤のクラッチ。お写真は後日掲載します。


おめでとうございます。末永くお幸せに!